memory 心覚え

Hotel Butterfly ホテル・バタフライ

いつか、ご紹介をしたいと思っていました。

季節は晩夏か、秋になり、蝶々もみかけなくなった頃。このホテルには、不思議なことに、いつも身近に蝶がひらひらと飛んでいる。季節を問わず。
そんな不思議な場所、「Hotel Butterfly ホテル・バタフライ」です。

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ホテル・バタフライはD-BROSというデザイナー集団が作った、『この世には存在しない架空のホテル』です。

私のイメージでは、ヨーロッパの森の湖畔に面したクラシカルなホテル。夏には、アルプスからの冷たい風が降りてくる避暑地です。

石造りの大きな古い建物で、中庭もあります。各部屋には時折、夏でも稼働する暖炉と、花のアレンジメントが添えられた飲み物がサイドテーブルに。
ロビーには大きな肖像画に、ベーゼンドルファーのピアノ。アレンジメントをした生花。天井には、瀟洒なシャンデリア。肖像画は、うーん。。 エリザベートか、ルードウィッヒ2世の幼少時代とします。

朝は白いリネンのかかるテーブルで、薄くカリカリに焼いたトーストに、近くで採れる木いちごのジャム。銀のお盆には熱い紅茶か絞りたてのオレンジジュース。香り立つ珈琲。ゆったりと風景を楽しんでいると、季節はずれの蝶がひらひらと飛んできます。

このホテルバタフライを知ったのは昨年のちょうど今頃。銀座で出会ったのですが、衝撃を受けました。蝶のモチーフが大好きだったことと、その当時、イメージしていたお菓子にぴったりだったこともあり、励みにその場で数点のアメニティを購入! ホテルは社交の場。このホテルでどのような出会いと幸せが展開されるのでしょう。
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Diana Princess of Wales ダイアナ元妃

日付が変わったばかりの午前0時過ぎのパリ市内、セーヌ川右岸にかかるアルマ橋下のトンネル内の痛ましい事故。急逝から10年が経ちました。

晩年、エイズ基金やガンの撲滅、地雷廃絶に精力的に取り組んでいたダイアナが好きでした。

地雷を、軍事問題ではなく「人道的問題」ととらえて自ら現地へ行き、現地の人々に希望と生きる勇気を与え、自分に群がるマスコミを活用して世界に地雷の悲惨さを訴えました。
最終的には、そのマスコミの執拗さがダイアナの命を奪うことになったのですが。
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やっと自分の生きていく場所を見つけ、輝くような笑顔と自信を取り戻した彼女は、本当に素敵な女性でした。

"Noblesse oblige"という言葉通り、恵まれた人にはそれに値する社会への貢献と責任と義務がある。ボランティア活動と対極するかのような華やかな生活のダイアナ。どちらも本物のダイアナだったのだと思います。

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ロンドン・ケンジントンパレスにて開催されたマリオ・テスティーノ氏による「ウェールズ公妃ダイアナ写真展」より
(急逝する5ヶ月前に撮影した晩年のダイアナ)
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キャサリン・ウォーカーデザインのドレス
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心に触れたことば1

昨日は、早朝に仕事の打ち合わせ。その後、女友達と久しぶりに会い、話の尽きないランチ。それから、また移動して、仕事の打ち合わせ。

先日の日経夕刊記事で、バイオファームの遠藤章さんの言葉に惹かれました。
“英国には「神様は疫病が発生すると必ずその周辺にそれを治す手だてを備えている」という言い伝えがあります。70年代以降は微生物から役に立つものはほとんど発見されておらず、今では探し尽くされて「もうないだろう」という風潮が強くなっているけれど、探し方次第で、まだ新しいものが見つかるはずだと信じています。
大学に行っても、役に立つものを作りたいと思っていました。どんな基礎研究でもその成果は社会に還元されるべきだというのが哲学です。研究はカネがなければないなりに、何とかなるものです”

強いね。どんなときにも与えられた条件の中で「方法」を見つける。
英国の言い伝えの様に、解決方法は、結構近くにあるのかも知れない。

強くて、しなやかで、私もこういう人になりたいと思いました。

遠藤さんは、2年前から世界自然遺産の「白神山地」で微生物探しを始めたとのこと。

およそ8000年もの間、自然のあるがままの姿で自生し続けているブナの原生林。白神山地は「縄文時代からの最後の生き残り」と呼ばれ、このことを知ったとき、この地は神様に近いところでもあると思ったものです。
微生物ではありませんが、私も4-5年前から、ここ白神山地で発見された酵母菌を使い、不定期ですがパンを焼いています。かなり特殊で、天然酵母の中でも安定感があり、柔らかい。立ち上がる香りには好き嫌いがありますが、乾燥耐性にも優れています。まだまだ面白い素材が日本にもありそうですね。

以前友人と行った「赤坂離宮」にて。飲茶をしましょ。
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